EC自動出荷システム「LOGILESS」のデジタルマーケティング全般を支援

課題
- これまで紹介が中心で、対外的なマーケティング活動に消極的だった
- マーケティング専門部署がなかったため、マーケティング施策を実行できる人がいなかった
解決策
- Qooxがデジタル上のマーケティング活動をフルサポート
- 管理部門とも連携することで、マーケティング予算の強弱も柔軟に対応
結果
- リードの獲得数が昨年対比で2倍に
- 広告・ブログサイトを除くトラフィック数が1.6倍に
- 月間受注数 過去最高件数の達成
取材者プロフィール

株式会社ロジレス
代表取締役 CEO
足立 直之 様
株式会社ロジレスの代表取締役。自分たちで運営していたECサイトの業務効率化を進める中で、同様の課題を抱える人々の存在を知り、2017年にロジレスを創業。

株式会社ロジレス
執行役員 COO
吉崎 剛史 様
2023年に株式会社ロジレスに入社、同年COOに就任。好きな球団は横浜DeNAベイスターズ。

株式会社ロジレス
セールスDiv. Director
友金 直人 様
株式会社ロジレスで営業・マーケティング・コンサルティンググループを統括。趣味はキャンプ。

株式会社ロジレス
営業企画
澤田 悠 様
株式会社ロジレスで、リード~受注に至るまでの数値や施策の管理を担当。スタートアップのカオス感が好き(らしい)
これまでのリード獲得は「紹介」が中心だった
マーケティング活動を始めたキッカケを教えて下さい
足立さん:実は、過去にリスティング広告を含むデジタルマーケティングに挑戦した時期がありました。ただ、その当時は思うような成果を上げられず、その後は別のミッションを持つメンバーが兼務で、ゆるやかに取り組む形になっていました。
2023年の初め、現COOの吉崎さんがロジレスにジョインして間もなく、「どうして本格的にマーケティングに取り組んでいないんですか?」と言われたのが、ある意味きっかけでした。
吉崎さん:私がロジレスに入社してまず驚いたのは、LOGILESSがEC事業者や倉庫事業者からの紹介だけで導入社数をどんどん伸ばしていたことです。
一方で、前職のfreee、その前のGoogleでデジタルマーケティングに深く関わってきた経験があったので、本格的にマーケティング活動を進めれば、さらに多くのLOGILESSユーザーを増やせるのではないかと考え、足立さんにマーケティング活動の再開を提案しました。
とはいえ、実際にどれくらいリードが増えるのか、またどれくらい導入社数が伸びるのかは、過去の実績だけでは試算が難しい状況でした。
そこで、Qooxさんに相談しながら見立てをおこない、マーケティング活動をスタートさせることになりました。
Qooxとの取り組みで、どのような変化がありましたか
吉崎さん:いい意味で期待を裏切られたのですが、開始当初に立てた目標値を大幅に上回るリード件数を獲得できたことが印象的でした。リードからの受注率も想定より良く、導入社数の増加スピードが一気に加速しました。
その結果、当初は半年間のテスト運用としてスタートしたマーケティング活動でしたが、継続を決定し、その後の目標値も大幅に引き上げて取り組むことになりました。
足立さん:LOGILESSはリード獲得から受注までのリードタイムが長いので、最初は不安でした。
しかし、Qooxさんが試算してくれた予測受注数など、分かりやすいデータがあったおかげで、スムーズに意思決定を進めることができました。
吉崎さん:ただ、当然のことながら、「紹介」が中心だった時に比べると受注率は低くなりました。
しかしそのおかげで、営業体制の強化や、より細かい投資対効果の評価が求められるようになったと感じています。
様々なマーケティング活動にチャレンジするように
本取り組みの概要を教えて下さい
澤田さん:Qooxさんには、ウェブに関するあらゆる施策にご協力をいただいています。
リスティング広告やSNS広告、SEOだけでなく、LPやバナー、動画の制作など、幅広く取り組んでいます。
吉崎さん:当初はリスティング広告だけを依頼する予定でした。リスティング広告はすぐに軌道に乗ったのですが、それだけでは中長期的にリード件数が不足すると感じ、SEO対策にも取り組む必要があると考えました。
しかし、当時のロジレスはメンバーが少なく、SEO対策に必要なサイトページの制作やコード修正にスピーディに対応できる状況ではありませんでした。そこで、SEO対策もQooxさんに委託することを決めました。
そうして、「これもお願い」「あれもお願い」といろいろ頼んでいるうちに、気づけばデジタルマーケティングに関するあらゆることを頼む状況になっていました。
本取り組みで工夫したことはありますか
吉崎さん:取り組みを始めた当初は、サワディ(澤田さん)が入社する前だったため、マーケティング経由のリードに関する責任は私が持っていました。
新しい取り組みであり、さらに費用もかかることだったので、月に1回、足立さんとCFOの加藤さんを交えてマーケティング報告会を行っていました。
足立さんや加藤さんに現状を共有することで、意思決定のスピードを上げるとともに、施策に柔軟性を持たせることができたと感じています。
澤田さん:私が入社した当初は、LOGILESSの半数以上のリードを生み出しているデジタルマーケティングについて、ほとんど知識がない状態でした。
そのため、現在も続けていますが、週次でQooxさんとの定例会を設け、疑問点をその場で解決しながら、少しずつ学んでいきました。
友金さん:私はロジレス社内で営業を統括しており、営業現場の状況や数値データをQooxさんに共有し、マーケティング活動に活用していただきました。
また、リードがどのような背景で生まれたのかを確認し、営業とマーケティングの情報共有を徹底することで、両者の連携をスムーズに進める役割を担いました。
足立さん:工夫というほどではありませんが、私は出てきたデータをもとに「決める」ことに専念するよう意識を変えていきました。これまでのロジレスは10人前後の規模だったため、自分も現場に出て意見を言うことが多くありました。
マーケティング活動を始めた当初は、「ああじゃないか、こうじゃないか」と議論を重ねていましたが、現在では安定的にリード獲得数や導入社数が成長しており、マーケティングに関しては吉崎さんと澤田さんに安心して任せられるようになりました。
その結果、私は出てきた提案や根拠をもとに「決める」ことに専念できるようになりました。
本取り組みの成果について教えて下さい
澤田さん:詳細はお伝えできませんが、Qooxさんとの取り組みを始めてから、リード件数が2倍以上に増えました。月によっては3倍以上の時もあります。
またサイトのトラフィックも堅調に成長しており、ロジレス便やLOGILESS Plusの後押しもあって、「ロジレス」「LOGILESS」の指名検索数も継続的に成長できています。
導入社数も2024年10月時点で1,200社を突破し、現在もシェアを拡大し続けています。
マーケティング活動は次のフェーズへ
これからQooxと、どんな取り組みをしていきたいですか
澤田さん:既に取り組んでいることも含まれていますが、広告やSEOだけでなく、セミナーを積極的に開催したり、新規のLOGILESSユーザーが増えるようなキャンペーンの企画、さらにはLOGILESSの認知拡大施策にも挑戦していきたいと思っています。
Qooxさんは認知施策に関する知見も豊富なので、色々と相談がしやすく、とても心強い存在です。
友金さん:これまで営業とマーケティングは「数」という面で連携をしていましたが、今後はより連携を強固にし「質」を高めていきたいと思っています。
具体的には、マーケティング活動によって商談率・受注率にどのような変化があるのか、それを営業側の意見も吸い上げながらマーケティング活動に反映していこうと思っています。
足立さん:これまでは経済合理性のある施策にのみ取り組んできましたが、今期から新たに「検証予算」を設けました。
これにより、「やってみないと分からない」タイプの施策や、評価が難しい認知施策にもチャレンジしやすくなったと思います。
ぜひ、これからもさまざまな手法を活用し、多くの人にLOGILESSというサービスを届ける活動をさらに加速させてほしいです。
最後に一言お願いします!
吉崎さん:これからもぜひ、良きビジネスパートナーとして株式会社ロジレスの支援をお願いします!
この記事の最終更新日は2025年01月26日です。
現在はお取り組みをしていない可能性があります。